インパクト、自らの価値を130倍に高めた

2006年12月19日(火) 8時54分 日刊スポーツ
 史上最強馬ディープインパクト(牡4、栗東・池江泰郎)は、数字の面でも史上最高だ。賞金総額では18億円を稼いだテイエムオペラオーには及ばないが、その単価ではすべてインパクトが上となっている。7000万円で落札された馬が、最終的には種牡馬として51億円の価値をつけた。そんな怪物の「お金」にまつわる数字を検証してみた。
 02年セレクトセールで7000万円で落札された若駒が、ここまで積み重ねた賞金総額はテイエムオペラオーに続き史上2位の12億7152万7000円。引退レースの有馬記念(1着賞金1億8000万円+付加賞)を勝てば14億円ホースとなり、落札価格の20倍を稼いだことになる。
 自ら走って稼いだ額も怪物級だが、インパクトが何よりも傑出しているのは種牡馬としての評価。引退に際し組まれた総額51億円(8500万円×60株)というシンジケートは、96年に輸入されたラムタラの44億2800万円(1億800万円×41株)を上回り国内史上最高額となった。
 来年から種牡馬生活をスタートさせるが、種付け料は07年国内最高額の1200万円。200頭を超える交配が考えられ、24億円以上稼ぐことになる。賞金総額とシンジケート金額、種付け総額を合計した数字は約90億円。走り続けることで、自らの価値を130倍に跳ね上げた。

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